2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イングリッシュ ペイシャント

Anthony Minghella, The English Patient (1996) 背徳の愛に取り憑かれた男。彼は友人を裏切り、そして愛する女のためには敵軍とも取引してしまう… 風格を湛えた大作だ。北アフリカの砂漠の映像も美しい。しかし、2時間40分は少し長すぎる気がする。脇筋を削…

蒲田行進曲

深作欣二 『蒲田行進曲』(1982) 「新選組」の撮影真っ最中の映画撮影所を舞台に、土方歳三役の俳優、倉岡銀四郎(銀ちゃん)を中心に繰り広げられる活劇。日本アカデミー賞の主要部門を受賞した作品だが、演技が臭すぎ。開始後30分も経たないうちに観るのを…

夜顔

Manoel de Oliveira, Belle Toujours 夜顔(2006) ルイス ブニュエルの『昼顔』の後日譚。不倫の関係を持った男女が、40年後に再開する。渋る女を説き伏せて、男は女を夕食に招待する。女の夫に不倫を告げたかどうかを教えるという約束で… 僕の苦手な、映像で…

炎のランナー

Hugh Hudson, Chariots of Fire 炎のランナー(1981) 舞台は1924年のパリ オリンピック。英国代表のハロルド エイブラハムとエリック リドルは、100メートル走で競い合うはずだった。しかし、敬虔なキリスト教徒のリドルは、予選が安息日の日曜日に行なわれる…

死刑台のエレベーター

Louis Malle, Ascenseur pour I'Echafaud 死刑台のエレベーター (1958) ジュリアン タベルニエは、自分が勤める会社の社長を自殺に見せかけて首尾良く殺したが、エレベーターが止まり中に閉じこめられてしまう。約束の時間が過ぎても現れないジュリアンを探…

串右工門

鷹番の焼鳥屋『串右工門』で夕食を摂った。 余り空腹でなかったので、普段より若干少なめにし、サビ焼き、せせり、そり、つくね、アスパラガスを注文した。前回は塩がややきつい気がしたが、今回はいつもの見事な味。締めのミニ親子丼は、ご飯がやや堅めだっ…

ムサシ

普段ほとんど演劇を見ない僕だが、たまたま『ムサシ』という劇の券をいただいたので、さいたま市の『彩の国さいたま芸術劇場』まで観に行った。 『ムサシ』は、吉川英治作の『宮本武蔵』を基に、井上ひさしが書き下ろし、蜷川幸雄が演出した作品だ。巌流島の…

フレンチ コネクション

William Friedkin, The French Connection (1971) フランスとアメリカにまたがった麻薬取引をニュー ヨークの警察官が捜査する様を描く。オスカーを5個も取った作品だが、現代の目から見るとアクションはやや古くさい感じ。 ★★★・・ (WOWOWで録画)