2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ピエール・ガニェール・ア・東京

先ずは内装に鮮烈な印象を受ける。壁面はタイル張りだ。黄土色を基調色とした小さなタイルが、渦を巻くような模様を描いている。装飾過剰の一歩手前で、華やかな雰囲気の演出に成功している。ちなみに、男性用洗面所にも驚くような仕掛けが施されている。 コ…

シュエット

都立大学駅前の商店街に在るフランス料理店。夜は3種類のコースを供するが、4,500円のコースA(前菜1皿、スープ、主菜1皿とデセール)を注文した。コースといってもお仕着せでなく、数種類のメニューから選択できる(品によっては追加料金有り)。 3種類の内臓(…

叫(さけび)

黒沢清『叫(さけび)』 連続殺人事件を追う刑事の吉岡(役所広司)は、最初の被害者の現場で、自分の関与を疑わせるような遺留品を見つけて狼狽する。そのうち吉岡のもとに、被害者の女性の幽霊(葉月里緒菜)が現れだし、吉岡は現実と非現実の区別が付かなくな…

ブルー ベルベット

David Lynch, Blue Velvet (1986) 異常な犯罪と倒錯した性―この両者の絶妙な配合が、見る者を最後まで捕らえて放さない。 田舎町の大学生ジェフリー(カイル マクラクラン)は、草むらで切り落とされた人間の耳を発見したことから、犯罪に巻き込まれていく。ギ…

ポンピドー・センター所蔵作品展

新国立美術館で開催中の『異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展』を観てきた。ポンピドー・センターが所蔵する作品の中から、フランスに住んでいた外国人芸術家達のものを選んで展示している。 作品の点数も多く有名な…

パープル レイン

Albert Magnoli, Purple Rain (1984) これはプリンスの自伝的な映画だそうだ。父親が母親に暴力を振るう最悪な家庭環境、バンド内のいざこざ、恋人との一筋縄でいかない関係などが描かれている。これらとステージでの演奏(実際はスタジオ録音だろう)が交互に…