2007年から2008年の年末年始は、軽井沢でスキーをした。新幹線で東京駅から軽井沢駅まで1時間強と近いので、スキーに来たという実感があまり湧かない。12月29日から1月1日まで3泊4日だが、スキーをするのは2日間だけだ。 初日の12月29日、昼前に軽井沢に着き…

George Roy Hill, Butch Cassidy and the Sundance Kid 明日に向って撃て！(1969) 列車強盗を繰り返したブッチ(ポール ニューマン)とサンダンス(ロバート レッドフォード)は、鉄道会社の差し向けた刺客に追われて、ひたすら荒れ地を逃げまくる。ボリビアに逃…

ラ シャッスは、狩人であるシェフ自らが仕留めたジビエを供するという珍しい店。店内に入った瞬間に鮮烈な印象を受ける。穴蔵のような造り、落とし目の照明、鹿や猪の剥製、そして赤々と燃える暖炉が、ジビエの店という強いメッセージを放つ。髭を蓄えた眼光…

Peter Jackson, King Kong (2005) 古典的なキング コングのリメイク。無人島に流れ着いた美女アン(ナオミ ワッツ)に惚れた(?)キング コングは、捕らえられて見せ物としてニューヨークに連れて行かれる。鎖を断ち切って逃げ出したコングは、アンを握りしめて…

Robert Altman, Short Cuts (1993) ロサンジェルスを舞台に、複数の登場人物の日常を平行して描いている。そこから何かが浮かび上がってくるのだろうが、僕には話が散漫に感じられ、途中で観るのを止めてしまった。 ★・・・・ (WOWOWで録画)

Jim Sharman, The Rocky Horror Picture Show (1975) カルト ミュージカルの映画化。 婚約中の純真なカップルが、夜道でクルマのタイアがパンクしたことから、近くの不気味な屋敷に助けを求めに行く。そこで彼らが見たのは、性倒錯者達のハチャメチャなパー…

予約の際の印象は良くなかった。若い職人と思しき人の応対がぎこちなかったし、12,000円と15,000円のコースの選択を、違いの説明も無しに迫られる。結局、12,000円のコースを選んだ。かなり流行っているみたいで、2週間前に19時に予約しようとしたら、満席な…

合羽橋(かっぱばし)での買い物後、浅草のトンカツ店『ゆたか』で昼食を摂った。 古き良き時代の面影を残す落ち着いた感じの店。 ヒレカツ定食(1,980円)は肉はジューシーで、衣は軽めに揚げてある。全体的に上品な味わい。 ★★★★・

古くなった包丁とフライパンを買い換えるために、調理用具で有名な合羽橋(かっぱばし)を初めて訪れた。端から端まで歩いたら15分以上はかかりそうな通り一面に、調理用具や食器や厨房設備の店が並ぶ様は壮観だ。10月2日から本日8日まで『 第２４回（２００７…

大林宣彦監「時をかける少女」(1983) ラベンダーの香り嗅いで失神してから時空を超える能力を得た、中学生の少女、芳山和子(原田知世)。彼女の戸惑いや、同級生の男子生徒に寄せる淡い気持ちなどを、繊細な感覚で描いた作品。 初公開時に見損ねて、24年も経…

代官山でショッピング(結局見るだけで何も買わなかったが)してから、『タツヤカワゴエ』で夕食を摂った。 7,500円のコースを注文した。前菜数種類に、パスタ、魚、肉、ドルチェという組み合わせ。内容はシェフへのお任せで、選択はできない。 しばらく前から…

Stanley Kubrick, Full Metal Jacket (1987) この作品はベトナム戦争を題材としているが、個別の戦争というより、戦争一般の理不尽さを静かに告発している。 前半、海兵隊の訓練の様子が描かれる。教官が汚い言葉を撒き散らしながら入隊したての兵隊達をしご…

東京湾クルーズ終了後、"MESON EL VASCO"『メソン エル バスコ』というスペイン料理店で夕食を摂った。浜松町駅そばの気取らない大衆的な感じの店だ。日本人と思わしき男性のシェフが一人と、スペイン人と思わしき女性の給仕が一人で切り盛りしている。二人…

ふと思い立って、東京湾の遊覧船に乗ることにした。隅田川の遊覧船は乗ったことがあるが、東京湾は初めてだ。 選んだのは、日の出桟橋から出港する『シンフォニー クルーズ』の『サンセット クルーズ』。航行時間は16:30から2時間だ。中々豪華な船で、料金は…

史上最強との評価を揺るぎないものにしつつあるロジャー フェデラー。ウィンブルドン5連覇、オーストラリア オープン(2年連続)3回優勝に加えて、U.S.オープンも4連覇とは驚くばかりだ。 準決勝と決勝をTVで観たが、準決勝のダビデンコはサーブが悪過ぎ。決勝…

東京から西伊豆までトライブし、沼津の海辺のShoreというフランス料理店で昼食を摂った。 料理が供されるまでの間、目の前に広がる穏やかな海を眺めていると、和やかな気分になっていく。店の外観は失礼ながらみすぼらしいし、内装も質素な感じだが、そんな…

都立大学駅前のChouette シュエットで夕食を摂った。 5,500円のコースB(前菜2皿、主菜1皿とデセール)を注文した。全ての皿がメニューから選べる。 前菜の1皿目は鱒の燻製。鱒自体の水準は標準的だが、契約農家から仕入れているという添えられた野菜は凝縮さ…

夏休みをとってベトナムを旅行し、フエという古い都に3泊、ハロン湾という景勝地に1泊、ハノイに2泊した。 7月28日10:30に成田を出発し、ホーチミンシティで乗り換えてフエ空港に着いたのが20:00。 チェックインしたのが21時過ぎだったので、外出せず、ホテ…

築地にある鰻の老舗『宮川本廛』で夕食を摂った。 店に入った瞬間に嫌な予感がした。老舗だが何年も前に背の高い建物に改築したみたいだ。1階には客席がなく、受付のみしかないが、その受付が殺風景だ。受付で言われたとおりに2階に上がったが、そこも風情が…

Brian De Palma, Dressed to Kill (1980) 行きずりの男と不倫した女性が、直後に謎の女に剃刀で斬りつけられて死亡する。その殺害の場面を目撃した娼婦も、同じ謎の女に命を狙われる。犯人は意表を突く人物で、このアイディアには唸らされる。 しかし逆に、…

夜、有名なイタリア料理店アロマクラシコを初めて訪れた。 普通のオフィス ビルの1階という立地には高級感がないが、全面ガラス張りから見下ろす大きな中庭の眺めは中々のもの。モノトーンの内装や照明は、現代的なシャープな感覚だ。 3皿のコースを注文した…

ウィンブルドンの男子決勝から一夜明けても、いまだに自分が見たのは夢だったような気がする。死闘の末、フルセットでナダルを振り切ったフェデラーだが、その勝利は途方もない困難に満ちたものだった。 フェデラー ファンの僕だが、決勝の前は嫌な予感がし…

Stanley Kubrick, A Clockwork Orange (1971) 好きになるにせよ嫌いになるにせよ、この映画を観る者は感情を激しく揺さぶられずにはいられない。 欲望のままに暴力や盗みや強姦を繰り返す札付きの不良達。そのリーダーのアレックス(マルコム マクドゥエル)は…

久し振りに麻布十番のよこ田で夕食。 軽めで精妙な見事な揚げ方。いつ来ても種は変わり映えしないが、味の水準は安心できる。中心がミディアム レアの帆立貝や、苦みのある稚鮎や、大振りの穴子が印象的。 二人で23,000円程度。 ★★★★★ 食後は近くのバーTange…

河瀬直美『もがりの森』(2007) 緑深い奈良の山里の介護施設。認知症患者の『しげき』は、33年前に亡くなった妻の思い出に浸って生きている。新人介護士の真千子は、苦労しながらも次第にしげきと心を通わせていく。ある日、真千子はしげきの墓参りに付き添う…

キム ギドク『うつせみ』 留守宅に忍び込み、そこで一晩暮らすという奇妙な生活を送っている青年。彼は忍び込んだ家で、裕福だが暴力をふるう夫との暮らしに沈んでいる女性と出会う。行動を共にするようになった二人は、更にいろんな留守宅に忍び込むが、終…

久しぶりに早起きしてドライブへ。富士山へ続く『南富士エバーグリーンライン』は、いつもの通り空いていて、快適に飛ばせる。天気が良かったので、アルファ ロメオ スパイダーの屋根を開け放ち、至福のドライブを楽しめた。『富士山スカイライン』で五合目…

CICADAは『地中海料理』を謳う店。イタリア、スペイン、北アフリカなど、地中海沿岸の料理の要素を幅広く取り入れている。 メニューはタパス、主菜、デザートという構成だ。タパスは一皿の量が少なめで、数皿注文することを想定しているのだろう。 注文した…

Stanley Kubrick, Barry Lyndon (1975) 舞台は18世紀の欧州。アイルランドのしがない農民の出ながら、機知とイカサマ賭博と政略結婚を駆使してイングランドの上流階級に上り詰めた男、バリー リンドンの成り上がりと転落の様が描かれる。 貴族たちが晩餐を摂…

Jim Jarmusch, Stranger Than Paradise (1984) ニューヨークで退屈な暮らしをしているウィリー(ジョン ルーリー)の元に、従妹のハンガリー娘エヴァが転がり込む。始めはお互いに無関心だったが、やがて二人の間には奇妙な友情が芽生える。ウィリーの友人エデ…