CICADA

CICADAは『地中海料理』を謳う店。イタリア、スペイン、北アフリカなど、地中海沿岸の料理の要素を幅広く取り入れている。

 

メニューはタパス、主菜、デザートという構成だ。タパスは一皿の量が少なめで、数皿注文することを想定しているのだろう。

 

注文したタパスは、イベリコ豚のプロシュート、『シュリンプのスパイシーソテー 』、『カラマリロースト、プロシュートと香草パン粉詰』、『フレッシュモッツァレラとトマトのエッグプラント巻き』。主菜は豚のロースト。以上を二人で分けた。デザートは『リンゴとフェンネルケーキ、マスカルポーネ添え』を頼んだ。

 

非常に流行っている店だ。どちらかというと大箱だが、満席だった。シックだが暖かい感じの内装と愛想の良い店員と大勢の客のさんざめきが、心地よい雰囲気を生み出す。

 

冷静に考えると、どの皿も濃いめの解りやすい味付けだが、繊細さは余り無い。真剣に味わうというより、そこそこ美味しい料理を雰囲気を楽しみながら味わう店だ。

 

何故これほどまでに流行っているのか正確な理由はわからないが、気軽な雰囲気と高くない値段が鍵かもしれない。二人で食べきれないほど食べて、ワインをカラフェ2個分飲んで24,000円だった。場所柄か、恐らく所得の高い欧米人の客が非常に多いが、彼らにとってこの店は居酒屋のような気軽さで利用できるのだろう。

★★★・・