2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Brother

北野武, "Brother" 揉め事を起こして米国に逃れたヤクザの山本(ビートたけし)は、現地に住んでいた腹違いの弟とともに裏社会で次第にのし上がっていく。日本だろうが米国だろうが、ヤクの売買で儲ける手口と、非情な殺しの流儀は変わらない。ぐんぐんと勢力…

武蔵

上野で伊藤若沖展を観てから附近で豚カツを食べようとしたが、上野駅の辺りでにわか雨が降りだし、あわてて電車に飛び乗った。 気持ちが豚カツ モードになっていたため、そのまま恵比寿まで行き、久し振りにガーデン プレイスの「かつ好」で豚カツを食べるこ…

若冲と江戸絵画展

上野の国立博物館で開かれている江戸時代の絵画の展覧会を観にいった。米国のジョー プライスという人のコレクションで、目玉は伊藤若沖の作品だ。 若沖の彩色画は、鳥や花木を徹底的に細部まで描き込んでいるが、にも関わらずシュルリアルな感じがする。こ…

コーリャ愛のプラハ

Jan Sverák, Kolya ヤン スヴェラーク「コーリャ愛のプラハ」(1996) ソ連占領下のチェコの市民生活という重く難しい主題を、市民の視線からユーモアも交えて描いた作品だ。 チェリストのローカは、女好きで独身主義を貫いている。音楽だけでは生活が成り立た…

ライフ アクアテック

Wes Anderson, The Life Aquatic with Steve Zissou (2004) 水中ドキュメンタリ映画監督達の奮闘振りを描いたコメディ。大して面白くも無いネタを、無意味に並べただけ。 ★・・・・ WOWOWで録画。

TAKESHIS’

北野武「TAKESHIS’」 北野武が、スター俳優「ビートたけし」とコンビニに勤めながら俳優を目指す「北野武」の二役を演じる。「ビートたけし」は「北野武」の夢の産物らしいのだが、意味不明で散漫な場面が多く、途中で観るのをやめてしまった。 ★・・・ WOWO…

ソナチネ

北野武「ソナチネ」 この映画には、まったりとした不思議な時間が流れている。東京の暴力団が、沖縄の暴力団を助けるため沖縄にやってくるが、肝心の抗争がなかなか始まらない。抗争が始まるまで一同は海辺で待機するのだが、相撲や花火で時間を潰す場面が、…

Sex, Lies, and Videotape

Steven Soderbergh, Sex, Lies, and Videotape(1989) 成功を収めつつある若き弁護士ジョンと専業主婦アンの夫妻。ジョンはアンの妹シンシアと浮気しており、夫妻の幸せはいつまで続くかわからない。ジョンの旧友グラハムが登場してから、夫妻の関係は微妙に…

その男、凶暴につき

北野武「その男、凶暴につき」 カメラは執拗に暴力を映し出す。ビートたけし扮する刑事は、取調べの際に平気で容疑者に暴行を加える。常識では理解できない粗暴さが、たけしの存在感とともに、強い印象を残す。 ★★★・・ WOWOWを録画。