2008-01-01から1年間の記事一覧

キューティ ブロンド

Robert Luketic, Legally Blonde (2001) 裕福な家庭で不自由なく育ったエル ウッズ(リーズ ウィザースプーン)は、金髪で可愛く、しかも巨乳の持ち主。社交的で人気者のエルは政治家の息子ワーナーとの結婚を夢見るが、政治家を目指すにはより知的な妻が好ま…

斑尾高原スキー

12月27日から3泊4日で斑尾高原にスキーに行ってきた。数年振りの雪不足の中、キャンセルも検討していたが、天気予報通り直前に大雪が降ってくれた。しかも、28日と29日にJRのシステム障害で新幹線が運休するという事態を避けられたのは、二重に運が良かった…

鼓童公演

数年ぶりに和太鼓の鼓童の公演を見に行った。会場の文京シビックホールに足を運んだのは初めてだ。 最初のうちは会場の音響の悪さが気になって余り演奏を楽しめなかったが、そのうち有無を言わせぬ迫力に引き込まれていった。いつも思うことだが、太鼓の演奏…

La Chasse

夕食を六本木のLa Chasseで摂った。 予約が中々入れにくかったし、去年訪れた時はシェフが一人で料理を作っていたが、今回は二番手が増えていた。かなり繁盛しているみたいだ。 前菜として杏、鱈の白子、主菜として山鳩、鴨を頼んで、それぞれ二人で取り分け…

バダ ハリ反則負け

何とも後味の悪い試合だった。K-1 WORLD GP 2008 FINALはバダ ハリの反則により、レミー ボンヤスキーが優勝した。 最近の好調さからバダ ハリが優勝すると思っていたし、ピーター アーツをKOした順々決勝での圧倒的な強さを見て、益々優勝を確信した。しか…

ウォンテッド

Timur Bekmambetov, Wanted (2008) 平凡な会社員の男ウェスリーが、殺人組織に拉致され、殺しのプロフェッショナルに仕立て上げられる。自分の父を殺した男を殺すことになったウェスリーは、意外な真実を知る… 良くできたアクション大作なのだろう。実写とCG…

岸由

夕食は落合の岸由で。 前回も感じたことだが、出汁が絶品だ。上品だが単なる薄口でなく、強い主張を持った味が、後々まで印象に残る。 先付:あん肝、サザエ、カラスミ、ムカゴ、姫クワイ、銀杏、栗のチップ 椀:雲丹を乗せた蓮根のしんじょう お造り:鯛、…

レイジング ブル

Martin Scorsese, Raging Bull (1980) ミドル級のボクサー、ジェイク ラモッタ(ロバート デニーロ)は、チャンピオンの座にまで登りつめるが、血の気の多さと猜疑心の強さ故、マネジャを勤める弟のジョーイが離れていってしまう。引退してから自分の名を冠し…

串右工門

夕食を学芸大学駅前の焼鳥屋『串右工門』で摂った。 『つくね』が普段より若干劣る感じがしたし、親子丼のご飯がやや堅い気もしたが、他はいつもながらの高い水準。砂肝や『ソリ』の弾力感が素晴らしい。レバも新鮮。椎茸は肉厚。初めて頼んだペコリス(小さ…

佐倉

しばらく前の日経新聞別冊に載っていた千葉県佐倉の特集に惹かれ、ドライブしに行った。 先ずは、DIC(大日本インキ化学工業)創業家の収集品を集めた川村記念美術館へ。広大な敷地に建つ2階建ての美術館だ。1階のコレクションはレンブラント、ルノアール、ピ…

自然とのラディカルな共生-安藤忠雄建築展

安藤忠雄の建築を見ると、しばしば微かな緊張を覚える。打ちっ放しのコンクリートの質感が禁欲的だから、というだけではない。安藤が建築の在り方を徹底的に考え抜いている、その緊張感が伝わってくるのだ。 東京、乃木坂の『ギャラリー・間』で、安藤忠雄の…

男たちの挽歌

John Woo (吳宇森) 英雄本色 (1986) マフィアの男達の友情と、兄の弟に対する愚直な愛情を描いた作品。 マフィアの幹部のホーは、自分がマフィアだとは知らない弟のキットが警官になろうとしているのを知って、足を洗うことを決める。最後の仕事に臨んだホー…

Bistro Iwata

夕食を学芸大学駅近くの"Bistro Iwata"で摂る。 前菜に『帆立貝のソテー ラヴィゴットソース ラタトゥイユ添え』、主菜にウサギのフリカッセを頼んだが、胃の調子が良く、追加でイサキのポワレを二人で取り分けた。 シェフは火の通し方も巧いが、今回頼んだ…

フェルメール展

上野の東京都美術館で開催されているフェルメール展を観に行った。同時代の他のオランダ人画家達の作品も展示されている。 ヨハネス フェルメールの室内画は、光と影の対比が劇的な効果を生んでいる。しかし、僕の好みからすると若干重苦しい感じだ。 ★★★・・

パイプ オルガン製作

パイプ オルガンの製作過程を見るという珍しい機会に恵まれた。僕の妻は大学でピアノを勉強していたのだが、妻の先輩(女性)のご主人が日本で数社しかないパイプ オルガンの製作会社を経営しており、完成間近のパイプ オルガンを見せてくださったのだ。 町田…

ザメッティ

Géla Babluani, 13 Tzameti (2005) ちょっとした欲と好奇心のせいで、命が危険に晒される青年(George Babluani)。生きるか死ぬかギリギリの緊張感。恐ろしさにおののく青年の演技は真に迫っている。 白黒の乾いた禁欲的な描写はサスペンス映画の醍醐味だ。青…

タツヤカワゴエ

夕食は1年ぶりに『タツヤカワゴエ』で。 7,500円/人のコース内容は以下の通り。 蟹ジュレの冷たいババロア トリッパ トウモロコシのムース ハタのソテー、カリフラワー ソース 水ダコのソテー、オクラとアスパラガス 鶏肉のラビオリ 甘エビと縮緬キャベツの…

丸の内カウパレード

丸の内で行なわれている『丸の内カウパレード』なる催しが面白い(10月19日まで)。 何十頭もの牛のオブジェが街頭や建物内に展示され、無料で観ることができる。初めて知ったのだが、スイスやパリやニューヨークでも開催されて好評を博したそうだ。それぞれの…

雨に唄えば

Gene Kelly, Stanley Donen, Singin' in the Rain (1952) 映画が無声から有声に変わりつつある時代、台詞が下手な俳優ドン ロックウッド(ジーン ケリー)は自分が時代遅れなのではと悩む。無声で撮り始めた新作を急遽有声に変更することになったが、共演女優…

ボーン アルティメイタム

Paul Greengrass, The Bourne Ultimatum (2007) ジェイソン ボーン三部作の最終作。記憶を失ったCIAの元工作員ジェイソン ボーン(マット デイモン)は、引き続き自分の過去を探求する。その過程で、ロンドン、タンジェ、マドリッド、ニュー ヨークなどで、ま…

シュエット

http://www.chouette-bis.com/ 昼の利用は初めて。1,300円/人のコースは、一口ポタージュと主菜とデセールの組み合わせ。追加料金を350円払って、主菜を鴨のコンフィにした。 値段を考慮すると質、量ともに十分以上に満足できる。特に量の面で言うと、夕食時…

舟越桂展

東京都庭園美術館に舟越桂展を観に行った。 木造の人物像達は、どこか哀しみを湛えた表情をしている。船越の作品は数年前に東京都現代美術館でも観たことがあるが、近作は表情が益々虚ろになってきている感じがする。視線の向きが判らないというか、生気がな…

ボーン スプレマシー

Paul Greengrass, The Bourne Supremacy (2004) 記憶を失ったCIAの元工作員ジェイソン ボーン(マット デイモン)は、古巣のCIAから危険な存在として狙われている。コア、ベルリン、モスクワなど様々な都市で、抜群の頭脳と運動能力でCIAの追跡をかわしていく…

フェデラー、U.S.オープン5連覇

嬉しい驚きだ。ロジャー フェデラーがU.S.オープン5連覇の偉業を成し遂げた。 大会前は余り期待していなかった。ウィンブルドン決勝での敗北後、北京オリンピックを含む数大会に渡ってフェデラーは早いラウンドで負け続けていた。気持ちの張りを失った(かの…

Webブラウザ変更

最近WebブラウザをSleipnirからOperaに変更した。 Sleipnirは数年前に知人に勧められて利用し始めたのだが、当時はタブブラウザがまだ珍しく、そのUIはとても新鮮に感じられた。また、細かいところの使い勝っても良く、かなり気に入っていたが、過去半年程動…

バルバリ

以前の会社の先輩二人と京橋のバルバリで呑んだ。 短角牛は残念ながら品切れだったが、鶏のレバーのパテや焼いた鶏や鶉のパイ包み焼きなどを頼んだ。ちらっと姿が見えたシェフは以前と同じだと思うが、味付けが若干変わったような気がする。元々淡泊ではなか…

街のあかり

Aki Kaurismäki, Laitakaupungin valot(2006) 警備会社の夜警コイスティネンは、恋人もおらず、会社の上司や同僚からも馬鹿にされている負け犬だ。そんな彼も女性との交際が始まり浮き足立つが、しかしその女性ミリヤは、実はコイスティネンが警備している宝…

犬神家の一族

市川崑「犬神家の一族」(1976年) 昭和22年、信州財界の大物、犬神佐兵衛が死去する。遺言は、佐兵衛の恩人の孫娘が選んだ婿に遺産を継がせると定めていたため、相続争いが勃発し、婿候補が次々と殺害されてしまう。犬神家の顧問弁護士に調査を依頼された探…

サーブ&ボレーの退潮

ここ数年のテニスで気になっていた現象の一つに、サーブ&ボレーの退潮がある。かつては、マッケンロー、エドベリ、ベッカー、サンプラスのようにサーブ&ボレーで試合を組み立てる選手が数多くいたが、最近はほとんど見かけない。現在最もネット プレイが巧い…

テニスの王者交代

どんなに偉大な王者でも、永久にその座に居続けることはできない。ロジャー フェデラーであってもだ。8月18日にATPランキング1位の座がフェデラーからラファエル ナダルに移る。 今年前半は「伝染性単核症」という病気で精彩を欠いていたフェデラーは、ウィ…