雨に唄えば

Gene Kelly, Stanley Donen, Singin' in the Rain (1952)

 

映画が無声から有声に変わりつつある時代、台詞が下手な俳優ドン ロックウッド(ジーン ケリー)は自分が時代遅れなのではと悩む。無声で撮り始めた新作を急遽有声に変更することになったが、共演女優リナ ラモントの台詞は更に酷くお話にならない。ドンは新作をミュージカル仕立てにするという案を思いつき、演技派女優キャシー セルダン(デビー レイノルズ)にリナの吹き替えをさせる。新作は成功し、ドンとキャシーも恋仲となっていく…

 

題材は面白いが、人物造形や出演者のやりとりが極めて類型的で陳腐だ。ミュージカルの部分はタップ ダンスが多用されている。タップ ダンスは見事だが、それに興味がなければこの映画は余り楽しめない。

★★・・・

(WOWOWで録画)