2回目の訪問。
Mansalva(マンサルヴァ)は恵比寿のイタリア料理店だ。
長いカウンターにテーブルが3卓、更に個室も有る。白と灰色の階調の付いた壁と、木のカウンターの対比がスタイリッシュ。ジャズがBGMとして流れている。コースのみ。
突き出しは、鶉の卵を練り込んだそら豆のペースト。適度にネットリとした食感が良い。
冷前菜は、金目鯛のマリネに新玉ねぎや南高梅を添えている。上質なマリネに酸味がアクセントを加えている。
温前菜は、スミイカとほうれん草。イカ墨が背徳感のある食感だ。
続く皿は、春野菜と生ハムとリコッタ。下に敷いたクリームの甘さがアクセントを加えている。
仔牛とサフランとレモンのタリオリーニ。レモンの酸味がかなり強く、もう少し控えめにした方が良いと思った。
熊本県産あか牛の牛肉の炙り焼きは、素材も適度にレアな焼き方も、良い。柚子胡椒でシンプルに食べる。
イタリア料理はドルチェが弱いことが多いが、この店はドルチェも良質だった。カカオとアマレットの組み合わせは適度に濃厚。
料理は典型的なイタリア料理というより、パスタも供されるフランス料理という感じがする。それと関連するかどうか判らないが、ワインもイタリア産とフランス産が半々程度。
内装も料理も現代的でスタイリッシュ。接客も好印象。
8/10