佐倉

しばらく前の日経新聞別冊に載っていた千葉県佐倉の特集に惹かれ、ドライブしに行った。

 

先ずは、DIC(大日本インキ化学工業)創業家の収集品を集めた川村記念美術館へ。広大な敷地に建つ2階建ての美術館だ。1階のコレクションはレンブラントルノアールピカソローランサンシャガールブランクーシなど、様々な美術家の作品を1-2点ずつ展示している。蒐集方針が良く判らないが、有名な美術家の作品を少しずつ集めたという感じだ。全般的に作品の水準は必ずしも高くないと思うが、レンブラント肖像画は光と影の対比が劇的で、かなり良いものに感じられた。それにしても、レンブラントの1点だけで数億円するだろう。川村家はかなりの財力の持ち主だったと思われる。2階は現代美術が中心で退屈だが、初めて識ったモーリス ルイスという画家の展覧会は興味深かった。薄めたアクリル絵具をにキャンバスに幾層にも流し重ねた抽象画だが、繊細なグラデュエーションが印象的だ。★★★・・

 

f:id:himon-ya:20190302184517j:plain

f:id:himon-ya:20190302184551j:plain

昼食は佐倉駅近くのシェ ムラというフランス料理店で摂った。野菜サラダと主菜とデセールのコースは一人1,800円。フランス料理店が成り立ちづらい場所で良く奮闘している。

 

f:id:himon-ya:20190302184616j:plain

3軒、保存、公開されている武家屋敷は、団体客も多く、かなりの人気みたいだ。中流から下流の家柄だったようで、質素な造りだが、当時の暮らしぶりが良く判る。ボランティアの方が詳しく説明してくださる。佐倉藩の規則により、禄高の低い(90石)家では畳に縁が無かったというのが、興味深い。★★★・・

 

f:id:himon-ya:20190302184643j:plain

f:id:himon-ya:20190302184713j:plain

f:id:himon-ya:20190302184752j:plain

市立美術館や歴史資料館などが在る『新町』の町並みは、一部を除いて古い建物が残っておらず、風情がない。★・・・・

 

最後に印旛沼に風車を観に行く。オランダから輸入した物だそうだ。ここに風車を設置する理由が判らないが、いわゆる町興しの一環なのだろうか?沼の風景に溶け込んでおり、内部も見られる。★★★・・

f:id:himon-ya:20190302184929j:plain

f:id:himon-ya:20190302185119j:plain

f:id:himon-ya:20190302185144j:plain