スポーツ

男子テニス2019年

2019年の男子テニスはシーズンが終わり、1位がラファエル ナダル、2位がノヴァク ジョコヴィッチとなった。シーズンの大部分においてジョコヴィッチが1位だったが、終盤にナダルが逆転した。1位が確定したのはATPファイナルズにおいてであり、最後までナダル…

2019年ウィンブルドンはジョコヴィッチが5回目の優勝

2019年ウィンブルドン決勝は、ノヴァク ジョコヴィッチがロジャー フェデラーを4時間57分の激戦の末に7-6(5), 1-6, 7-6(4), 4-6, 13-12(3)で破って、5回目の優勝を成し遂げた。 第1セットはお互いにサーヴィス キープが続き、タイ ブレイクを接戦の末にジョ…

2019年ウィンブルドン準決勝でフェデラーがナダルに勝利

ロジャー フェデラーとラファエル ナダルの40回目の対戦は、3時間2分の激闘の末、7-6 (3), 1-6, 6-3, 6-4でフェデラーがナダルに勝利した。 第1セットは両者のサーヴが良く、両者とも中々リターンができない状態でタイ ブレイクに突入した。ナダルがミニ ブ…

ナダルがローラン ギャロスで12回目の優勝

信じられない強さだ。ラフェエル ナダルがロジャー フェデラーを準決勝で、ドミニク ティームを決勝で破り、ローラン ギャロスで12回目の優勝を成し遂げた。 今期のナダルは最近まで不調だった。インディアン ウェルズで怪我をして途中棄権し、クレイ シーズ…

クレイ コートとHawk-Eye

テニスの大きな大会でHawk-Eyeを使ったチャレンジの仕組みが導入され始めたのは、2000年代後半だ。 ホークアイ (審判補助システム) - Wikipedia 今では当たり前のHawk-Eyeだが、クレイ コートでは採用されていない。クレイ コートではボールの跡が残るので、…

ロジャー フェデラーが100回目の優勝

ロジャー フェデラーが、ドバイのATP 500大会で優勝し、公式戦で100大会目の優勝を成し遂げた。これはジミー コナーズの109回に次ぐ記録だ。フェデラーは19歳で初優勝し、37歳になっても好調だ。 100回とは単なる数字の区切りに過ぎないが、勝ち方の内容が良…

2019年全豪オープンはジョコヴィッチが圧倒的な強さで優勝

全豪オープンのジョコヴィッチとナダルの対戦というと、2012年の決勝を思い出してしまう。あの時は6時間弱に及ぶ接戦で、最後までどちらが勝つか判らないような戦いだった。 しかし、今年の男子決勝ではノヴァク ジョコヴィッチがラファエル ナダルを圧倒し…

2018年男子テニス

2018年の男子テニスは、ノヴァク ジョコヴィッチが劇的な復活を見せた。 ジョコヴィッチは、2016年のローラン ギャロスで優勝し生涯グランド スラムを達成してから、まるでモティベーションを失ったかのように低迷が続いていた。しかも今年は右肘を手術し、…

2018年ウィンブルドンでノヴァク ジョコヴィッチが復活

2018年ウィンブルドン決勝で、ノヴァク ジョコヴィッチがケヴィン アンダスンを下して、4回目の優勝を成し遂げた。過去2年間に渡って低迷していたジョコヴィッチが復活したと言えよう。 ジョコヴィッチは、2016年ローラン ギャロスで優勝して生涯グランド ス…

全豪オープンでフェデラーが6回目の優勝

ロジャーフェデラーが、2018年全豪オープン決勝で接戦の末マリン チリッチを破り、全豪6回目、グランド スラム20回目の優勝を達成した。 流れが何度も変わった試合だった。第1セットはチリッチに緊張が見られ、フェデラーがサービス ゲイムで2ポイントしか落…

2017年男子テニス - ナダルとフェデラーの復活

2017年男子テニス界の最大の驚きは、ラファエル ナダルとロジャー フェデラーの劇的な復活だった。ナダルは31歳、フェデラーは36歳。両者ともここ数年はグランド スラムで優勝できず、また、去年後半は怪我のためツアーを欠場し、キャリアがほぼ終わりかけて…

ナダルとフェデラーの時代は続く

2017年全米オープンは、ラファエル ナダルがケヴィン アンダスンを下して優勝した。ナダルのグランド スラム優勝は、今年2回目、通算で16回目だ。1位のロジャー フェデラーが19回なので、ナダルは来年以降も好調を持続できればフェデラーを抜く可能性もある…

ロジャー フェデラーがウィンブルドンで8回目の優勝

2017年ウィンブルドンでロジャー フェデラーが偉業を成し遂げた。 今までウィンブルドンでのフェデラーの優勝回数は7回で、ピート サンプラスおよびウィリアム レンショーとタイだったが、マリン チリッチとの決勝に勝ち、これで優勝回数は男子として歴代単…

2017年ローラン ギャロスでラファエル ナダルが10回目の優勝

凄いものを見てしまった。ラファエル ナダルが、圧倒的な強さを発揮し、2017年ローラン ギャロスで10回目の優勝を成し遂げた。 春のクレイ シーズンで、ナダルはモンテカルロとバルセロナとマドリッドで優勝した。直前のローマでこそ若手のドミニク ティーム…

フェデラーが遂に復活!

2017年の全豪オープンは劇的な結末を迎えた。ロジェー フェデラーがラファエル ナダルをフル セットで下し、全豪5回目、グランド スラム18回目の優勝を成し遂げた。 今年は第1シートのアンディ マレイと第2シードのノヴァク ジョコヴィッチが早いラウンドで…

男子テニス2016年 - アンディ マレイが遂に頂点へ

2016年の男子テニスは、過去に類を見ないような1年だった。年の前半と後半で、こうまで様相が異なることはめったに無い。 ノヴァク ジョコヴィッチは、今年のローラン ギャロスで優勝し、遂に生涯グランド スラムを達成した。しかも、去年のウィンブルドンか…

ジョコヴィッチの時代が続く

信じ難い強さだ。2016年全豪オープンは、ノヴァク ジョコヴィッチがアンディ マレイをストレイト セットで破り、6回目の優勝を遂げた。全豪の男子の優勝記録としては、6回はロイ エマソンと並び史上1位タイだ。 本大会でのジョコヴィッチの勝ち上がり方は印…

男子テニス2015年

2015年の男子テニスは、ノヴァク ジョコヴィッチが圧倒的な強さを見せた。グランド スラム4大会では、全豪、ウィンブルドン、全米で優勝し、ローラン ギャロス(全仏)でも準優勝だった。ATP 1000(旧マスターズ)6勝とツアー ファイナルを含む11大会で優勝した…

2015年全米オープン決勝はジョコヴィッチがフェデラーを圧倒

ノヴァク ジョコヴィッチの強さは圧倒的だった。ロジャー フェデラーとの決勝を3-1で制した。 前哨戦でジョコヴィッチは、トロントでアンディ マレイに、シンシナティでフェデラーに、それぞれ決勝で敗退している。そして、全米オープンでも、準々決勝までは…

2015年ローラン ギャロスはバブリンカが圧倒的なパフォーマンスで優勝

スタン バブリンカのプレイは圧巻だった。優勝候補のノヴァク ジョコヴィッチを強力なストロークで粉砕した。バブリンカのプレイはローラン ギャロス(全仏オープン)の歴史に残るだろう。 2015年の本大会は何と、ジョコヴィッチとラファエル ナダルが準々決勝…

2015年全豪オープン男子はジョコヴィッチが5回目の優勝

ノヴァク ジョコヴィッチが全豪オープンで5回目の優勝を成し遂げた。これはオープン化以降では最多で、オープン化前を含めても、ロイ エマソンの6回に続く偉業だ。 アンディ マレイとの決勝では、ジョコヴィッチの精神力の強さが発揮された。これは不思議な…

ウィンブルドン 1992年男子決勝 アガシ対イヴァニセヴィッチ

1992年にアンドレ アガシがウィンブルドンで初めて優勝したが、これを切っ掛けとして、僕はアガシが好きになった。このアガシとゴラン イヴァニセヴィッチの決勝戦を、22年振りに再見した。 イヴァニセヴィッチは、生涯での最多エイス数(10,183本)、1シーズ…

ローランギャロス決勝 - 1984年

ロラン ギャロス(全仏オープン)1984年男子決勝(イヴァン レンドル対ジョン マッケンロー)を30年振りに再見した。当時僕はマッケンローのファンで、彼が負けたことにたいそう落胆したものだ。 この年のマッケンローは、年初からRG準決勝まで無敗で、最終的に1…

テニス コーチの重要性

今年はテニス選手にとってのコーチの重要性を感じさせられた。 現在の男子テニス界で、選手とコーチの最高の組み合わせは、ラファエル ナダルと叔父のトニ ナダルだろう。トニはテニス選手として大きな実績を残したわけではないが、ラファエルの強靭な精神力…

男子テニス - 2014年

2014年の男子テニスは、ノヴァク ジョコヴィッチが年末1位に返り咲いた。ジョコヴィッチはウィンブルドンに加えて、ATP 1000(旧マスターズ)の4大会で優勝し、ツアー ファイナルもロジャー フェデラーの棄権により優勝した。安定度は群を抜いている。 ジョコ…

2014年全米オープンはチリッチが圧倒的なパフォーマンスで初優勝

2014年全米オープン男子は、近年で最も驚くべき結果となった。今年の全豪でスタン バブリンカが優勝したのも意外だったが、マリン チリッチの全米優勝はそれを上回る驚きだ。 僕は準決勝(d. ロジャー フェデラー)と決勝(d. 錦織圭)を見たが、チリッチのプレ…

ウィンブルドンはジョコヴィッチがフェデラーを下し2回目の優勝

2014年ウィンブルドン決勝は歴史に残る名勝負だ。ノヴァク ジョコヴィッチがロジャー フェデラーを6-7 (7), 6-4, 7-6 (4), 5-7, 6-4で下し、2回目の優勝を成し遂げた。 決勝までの調子はフェデラーの方が良かった。フェデラーがセットを落としたのは、スタン…

ナダルがロラン ギャロス9回目の優勝

2014年決勝でノヴァク ジョコヴィッチを破って9回目の優勝を成し遂げたラファエル ナダルは、テニスの常識を超越した存在だ。ビョルン ボルグの優勝回数が6回だから、9回という優勝回数も信じ難いが、優勝に至る過程も驚くべきものだった。 今年のナダルは不…

2014年全豪オープンはバブリンカが初優勝

大会前にはスタン バブリンカが優勝するとは全く予想していなかった。元々バブリンカは、ストロークは強力ながらエラーも多かったが、この大会ではストロークの安定性が向上していた。僕は見なかったが、準々決勝では14連敗中のノヴァク ジョコヴィッチをフ…

男子テニス2013年

今年の話題は、ラファエル ナダルの復活に尽きる。現在のATPランキング制度が始まったのは1973年だが、一度失った年末1位の座を取り戻した選手は、この40年間でフェデラーとナダルしかいない。しかもナダルの復活は2回めだ。 去年のウィンブルドンの後、怪我…