アロマクラシコ

夜、有名なイタリア料理店アロマクラシコを初めて訪れた。

 

普通のオフィス ビルの1階という立地には高級感がないが、全面ガラス張りから見下ろす大きな中庭の眺めは中々のもの。モノトーンの内装や照明は、現代的なシャープな感覚だ。

 

3皿のコースを注文した。3皿ともメニューから選択できる。

 

アンティパストの海胆と人参のムースは、食材から想像できるとおりの味。質の良い食材を使っているが、そこからの味の引き出し方は平凡だ。夏ポルチーニのパスタも、平均点以上だがそれ以上の悦びはない。

 

名物の処女牛の炭火焼きは、さすがに美味しい。表面は良く火が通っているが、厚切りの中身はかなり赤い。と言っても生臭さは感じさせず、加熱されたレア(?)といった感じの(良い意味で)不思議な食感だ。味付けは簡素で、バジリコなどを使ったと思われるソースと塩が添えられているのみだが、これで十分。厚切りの赤身の他に、脂身をカリカリに焼いたものが少量供されるが、これは脂がかなりしつこかった。まあ、残せば良かったのだが。

 

ドルチェは、レンズ豆を載せた牛乳のブランマンジェを選んだが、レンズ豆が甘みを持つのが意外。ブランマンジェ自体は及第点。

 

ソムリエに選んで貰ったブルネッロ ディ モンテタルチアーノ1/2は、僕の好みからすると、やや酸味が強すぎた。二人で25,000円程度。

炭火焼きは★★★★・だが、全般的には★★★・・