シュエット

都立大学駅前の商店街に在るフランス料理店。夜は3種類のコースを供するが、4,500円のコースA(前菜1皿、スープ、主菜1皿とデセール)を注文した。コースといってもお仕着せでなく、数種類のメニューから選択できる(品によっては追加料金有り)。

 

3種類の内臓(鳥のレバなど)と野菜の『豪快サラダ』は、肉の質も焼き加減も非常に良い。続くポタージュも上品な味わい。

 

主菜は帆立貝とオマール海老のグリルにオレンジ ソースを添えたもの。鴨とオレンジ ソースの組み合わせは定番だが、魚介類との組み合わせには若干疑問を持ちつつ注文してみたが、これが意外な相性の良さ。良質の帆立貝とオマール海老の繊細な味わいを邪魔しない、ぎりぎりの甘みのバランスが秀逸。

 

苺のデセールは、苺そのままと苺のソルベに苺のソースがかかり、そこにブランマンジェが添えられている。ソースの上品な甘みが強く印象に残る。

 

二人で、食前酒のシャンパーニュ1杯と白ワインをカラフェで頼んで13,300円。サービス料は無い。料理の絶対的な水準も高いし、価格に対する相対的な魅力は抜群だ。それにも関わらず客が少ないのは残念だ。もっと繁盛してしかるべき店だと思う。

★★★★★