アナと雪の女王

Frozen (2013)

僕はアニメーションを余り見ないが、この作品は楽しめた。CG技術の進歩は素晴らしい。実写とは異なる映像美が有る。実写はカメラに収まる情景を全て写すが、アニメーションは必要と思われる要素のみ、あるいはそれらを強調して写す。それが嘘くさく感じられるかもしれないが、本作は成功している。

アンデール国の王女エルサは、触れたものを凍らせてしまうという魔法の力の持ち主だ。自分の力を制御できないエリサは、人との接触を避けて生きるが、女王として即位する日だけは、客人を招いて即位式を開く。エルサの妹のアナは、客人の南国の王子ハンスと恋に落ち、その日のうちに結婚を決意する。早すぎる結婚に反対したエルサは、動揺したため魔法を暴発させてしまい、王宮は凍りついてしまう。エルサは北山に逃れ、アナはエルサを探しに出かける。自分のせいでアンデール国が冬になってしまったと知り、動揺したエルサは、魔法を暴発させてしまい、アナの心臓が凍りつく…

アナに掛かった魔法を解くためには真実の愛が必要だ。そして、その愛を与えるのは王子のハンスではなかったいうのが、現代の作品らしい点だ。

本作は歌が絶賛されているが、僕は歌手の歌い方が声を張り上げすぎと感じた(字幕版)。3D映画を見たのは数年ぶりだが、未だ完全ではないものの、不自然な感じがかなり改善されている。

★★★★・