シェルブールの雨傘

Jacques Demy, Les Parapluies de Cherbourg(1964)

結婚を誓った若いカップル、ギィとジュネヴィエーヴ(カトリーヌ ドヌーヴ)は、ギィの徴兵で引き裂かれる。その後別々の人生を歩んだ二人は、数年後数奇な再会を果たす…

 

いくらミュージカルとは言え、すべての台詞が歌に乗せられるのは違和感がある。また、ジュネヴィエーヴが他の男と結婚する顛末は、脚本の欠点だろう。徴兵期間が2年間と決まっていて、しかもギィが戦死したのならともかく、戦場からギィの手紙が届いているのに他の男と結婚するという設定では、悲恋の度合いが薄まってしまう。何で2年間待てないのだろう、と思ってしまう。公開当時の観客は、この映画を観て涙したのだろうか?ドヌーヴの美貌は見もの。

★★・・・

(WOWOWで録画)