ショーシャンクの空に

The Shawshank Redemption (1994)

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人生に絶望した時に、この映画を観れば、前向きな気持ちになれるかもしれない。

銀行幹部のアンディ(Tim Robbins)は、妻とその浮気相手を殺害したという無実の罪で投獄されてしまう。刑務所で仲良くなった囚人のレッド(Morgan Freeman)は、なかなか仮釈放が認められない。頭脳的なアンディは、銀行員という前歴を活かし、看守たちの税務申告や刑務所の経理を請け負い、徐々に看守たちの信頼を築いていく。

そんなある日、新入りの囚人から、別の刑務所にアンディの妻らしき女性とその浮気相手を殺害した囚人が居たという情報を耳にしたアンディは、看守長に再審を訴えるも無視されてしまう。アンディの落ち込みようを見て、アンディが自殺するのではないかと心配する囚人仲間たち。翌朝の点呼の際に、アンディの姿は無かった...

 

(以下ネタバレあり)

 

 

 

10数年もの期間に渡る絶望的な状況の中で、アンディは密かに脱獄の準備をしていたのだ。脱獄の方法は単純だが、その隠し方が巧妙だ。しかも、刑務所の経理を請け負っている期間に、脱獄後の生活費の工面もしていた。脱獄に成功した際のアンディは、いかに嬉しかったことだろう。どんな状況でも諦めてはいけない。

とても良い映画だと思うが、個人的な感覚だと、進行がやや遅い。いつくかの場面を削って142分という尺を縮めたら、大好きな映画になっていたと思う。

★★★★・