ジョン ヒューストン「マルタの鷹」
近くの本屋で買った500円シリーズのDVDで、ジョン ヒューストンの映画「マルタの鷹」(1941年)を観た。
サム スペード(Humphrey Bogart)の探偵事務所に、謎の女性から変わった依頼が舞い込む。担当した相棒のアーチャーは何者かに殺害され、スペードに嫌疑がかかる。自ら捜査を開始したスペードは、やがて、依頼の真の目的は純金製の鷹の彫像を手に入れることだと知る…
謎解き自体は大して面白いものではない。ハードボイルドな探偵を演じるボガートの斜に構えた存在感が、この映画の最大の魅力だ。他にも鷹を追う巨漢の男や神経症の小男など、脇役も個性的で面白い。ハードボイルドな物語にありがちなことだが、筋が入り組んでおり、追うのに苦労する部分もあった。
★★★・・