ピアニストを撃て

フランソワ トリュフォーピアニストを撃て

 

シャルリは、パリの場末の酒場でピアノを弾いて生計を立てている。平凡で内気なシャルリは、兄のトラブルに巻き込まれギャングに狙われる身になるが、その過程で酒場のウェートレスのレナと恋仲になる。

 

今はしがない身のシャルリだが、かつては名ピアニストとして名を馳せていた。レナと再起を誓ったシャルリ。しかし、トラブルの末にレナを失うとともに、再起の希望も失い、再び無名のピアノ弾きとして酒場でピアノを弾き始める…

 

1960年の作品なので撮影が拙い感じもするが、波乱に富んだ人生の末に野心や感情の起伏を失っていく人間の姿が良く描けていて、ちょっとほろ苦い気分にさせられる。

★★★・・

WOWOWで録画。