浅草公会堂で、和太鼓集団、鬼太鼓座(おんでこざ)の公演を観た。
鼓童(こどう)は気に入っていて今まで何回か観たことがあるが、鬼太鼓座は初めてだ。同じ太鼓ということで、似たような演奏を想像したが、実際は両者の雰囲気はかなり異なる。
どちらかというと禁欲的に太鼓を追求している雰囲気の鼓童に比べると、鬼太鼓座の演出はよりエンタテインメント性を打ち出している。舞台の上に模型の列車を走らせたり、演奏の間に剣玉をやってみたり、布団叩きで太鼓を叩いたりというように、鬼太鼓座には演奏とは直接関係の無い演出が多い。肝心の太鼓はというと、鬼太鼓座も中々だが、演奏自体は鼓童の方が上という気がする。
★★★・・
