Robert Zemeckis, Forrest Gump (1994)
愚直に生きることが結局は幸せにつながる、ということを説いている作品。
知恵遅れのフォレスト ガンプ(トム ハンクス)は、周りから馬鹿にされてばかりいる。子供の頃の理解者は、母親と同級生のジェニーのみ。そんなフォレストが、足の速さと運動神経の良さ故に、フットボールやベトナム戦争で活躍して、ケネディやニクソンに面会するまでの栄誉を味わう。亡くなった戦友の遺志を継いで海老漁を始めたフォレストは、当初全く海老が漁れずに途方に暮れてしまうが、台風で他の漁船が損害を受けたのを切っ掛けに、大儲けする。ヒッピーとなったジェニーは一旦フォレストの元を去るが、最後には戻ってきて二人は結婚する…
といった具合にフォレストが幸せになっていくのは良いが、ケネディやニクソンに面会したり、海老漁やアップル株への投資で大儲けしたりする筋書きには違和感が残る。世俗的な名誉や経済的な成功は無いが、慎ましくも幸せに暮らした、というような筋書きにした方が良かったと思う。
★★★・・
(WOWOWで録画)