RAID 1ディスク

自宅のPC用にI-O Dataの外付けハード ディスクを買った。選んだ機種はRAID 1(ミラリング)対応型。500GBのディスクを2台搭載し、それらの間でファイルをミラリングする。

 

過去2-3年間に渡り、ハード ディスクのバックアップは頭痛の種だった。約3年前にハード ディスクが故障した際には、バックアップを取っていなかったため、約700枚の音楽CDを再度リッピングする羽目になってしまった。その後はDVDにバックアップを取るように努めてきたが、これにも問題があった。

 

ハード ディスクのデータはDVD 1枚に収まらないため、複数のDVDが必要となる。ファイルを追加したり変更したりする度にバックアップを取るのも面倒だ。結局、たまにしかバックアップを取らなくなってしまう。悩んだ末の結論は、バックアップを取らずに、RAID 1ハード ディスクを使うというもの。

 

ミラリングも万全ではない。自らの誤操作でファイルを消してしまったら復旧できない。また、僕の買った機種は、筐体の前面と背面のボタンを何回か押すとRAIDのモードが切り替わる(例えばミラリングからストライピングへ)のだが、そうするとデータが消えてしまう。小さな子供のいる家庭では、子供が筐体を触っているうちにデータが消えてしまうという悲劇が起きるかもしれない。2台のディスクが同時に故障した場合も、復旧できない。

 

このようなリスク要因にも対処しようとすると、データ センター並の運用体制が必要となり、コストが嵩んでしまう。最終的には、どこかで妥協しなければならない。僕にとってのその妥協点がミラリングだ。