ボン シュマン

自宅近く(とは言っても歩いて20分位かかるが)のボン シュマン(Bon Chemin)というフランス料理店で夕食を摂る。開店は2002年だそうだが、今までその存在を知らなかった。

コース料金が設定されているが、実質的にはアラカルトだ。

アミューズイワシのマリネは、素材の良さを感じさせた。インタネット予約の特典というキッシュは、中身の柔らかさと生地のサクサク感の対比が良い。

前菜のフォアグラも素材が良かったが、冷製のパテと温製の両方を合わせるとかなり分量があり、濃厚な味付けゆえ少し胃にもたれる感じがした。

主菜はわざわざ取り寄せてもらった雷鳥。初めて食べる食材なので味が想像つかなかったが、かなり野趣が強い。しかし肉は柔らかく、また蜂蜜を使ったソースが癖の強さを巧く和らげており、美味しくいただけた。

デセールの「ミドリマンジェ」は、抹茶を使って緑色になったブランマンジェのこと。ブランマンジェのスムーズな喉越しと、添えられたチョコレート アイスクリームの濃厚な甘みの調和が良い。

レンガ造りで、椅子に模様のついた布地をあしらった内装は、温かみを感じさせるもの。

二人でグラス ワイン3杯で21,000円強。

★★★★・