Reglisse(レグリス)は六本木ヒルズのレジデンス棟に在り、プレミアム ビストロを標榜している。 白を基調とした内装はシックで、ビストロというよりレストランという感じだ。
普段はアラカルトも有るようだが、コロナ ウィルスで緊急事態宣言が出されている間はプレフィクスで営業している。客同士の間隔は十分に有り、ゆったりとした感じがする。ワインはペアリング にした。
二皿のアミューズ ブーシュが中々凝っている。最初のアミューズ ブーシュはマドレーヌみたいな見かけだが、ホウレン草を練り込んで塩で味付けしており、シャンパーニュのお供にもなり得る。
三品を一皿に盛り込んだ次のアミューズ ブーシュは印象的だった。レバーのムースはとても滑らか。鹿のソーセージと、鹿と鴨のパテは、微かな野趣が有りながらも上品な味だ。
前菜は鱸のカルパッチョと野菜の盛り合わせ。上質な鱸を昆布締めにしている。能登産の野菜も旨味が有る。
主菜は牛肉のランプ。肉質は標準的だが、トリュフがキチンと香っている。
追加でフロマージュを頼んで、ソーテルヌと共に楽しんだ。
デセールのモンブランは上品な甘味。ミニャルディーズまで付いてきた。
接客も親しげかつプロフェッショナルで好印象。
立地や内装、料理を鑑みると、価格は割安と感じる。
7/10