昼に2回目の訪問。
グラスのシャンパーニュ(Thierry Houry Blanc de Blancs Grand Cru)に続いて日本酒を頼んだ。
先ずは摘みから。
最初の摘みは温かい水菜のおひたし。優しい味が冷気で冷えた体を温める。
蛸は、柔らかさと弾力性が両立した絶妙な食感。
茶碗蒸しは、生のカラスミを浮かべており、カラスミを崩して茶碗蒸しと混ぜて食べる。生のカラスミ食べるのは初めてだ。トロリとした食感が素晴らしく、シャンパーニュが進む。
太刀魚は、焼くのでなく軽く揚げて、餡を掛けている。焼いた太刀魚は味が素っ気なくなりがちだが、揚げることより、味に複雑さが出てきている。
ここから握り。
昆布締めの鰆は、熟成した感じがする。
烏賊は弾力感が有りながらも、細かく包丁を入れており、食べ易い。
鰤は脂が良く乗っている。
サヨリは繊細な味。
赤身、中トロ、大トロの鮪の三連発は、種の質が高く、柔らかくないのに口の中でとろけるような感じがする。
小肌は酢を効かせすぎていないのが良い。
雲丹は驚くほど柔らかい。
車海老は身が良く締まっている。
甘い詰めを塗った穴子は、柔らかく、口の中で解けてきそう。
鯖は臭みがなく、脂が乗っている。
端正な鮪の太巻きを食べたら、完全に満腹になった。
舎利が大きめなせいか、見た目以上に分量が多い。
9/10