日本橋のマンダリン オリエンタル ホテルの37階。一フロアを、バーとフランス料理店と中華料理店に緩く区切った空間構成が卓抜だ。天井が高く、暗めの照明のシックな空間。
コースの導入部は3種類の焼豚。しつこく無い微かな脂身と、ねっとりした感触が、印象的だ。
海老は火入れも良く、スパイスを使って微かに味にアクセントを付けている。
数種類の木の子のスープは本日の白眉だ。椎茸は肉厚。種類は判らないが、乾燥させて戻した木の子は、弾力感が有る。スープは濃厚ながら上品で、見事な出来だ。
ハタは大味になりがちな素材だが、醤油ベースのスープのようなソースと合わせると、丁度良い感じ。
牛肉のフィレは、質も良く、黒胡椒とエスニックなソースが後を引く美味しさ。
鮑の炒飯は、旨味が米に染みており、鮑の弾力感も良い。
マンゴーとタピオカのデザートは、甘味が上品。
Louis Roderer Brut Premier
Cono Sur Ocio (コノスルの上級エディションのピノノワールで、予想外に美味しかった。)
9/10
https://www.mandarinoriental.co.jp/tokyo/nihonbashi/fine-dining/restaurants/cantonese-cuisine/sense