Martin Scorsese, Cape Fear (1991)
凄まじい恐怖感に満ちた映画だ。
マックス ケイディ(ロバートデニーロ)が14年前に強姦を犯した際に、官製弁護士を務めたサム ボーデンは、ケイディの罪を憎んで、ケイディに有利な事実を裁判において提示しなかった。服役中にそのことを知ったケイディは、出所後にボーデン一家に付きまとう。恐怖に駆られたボーデンは、チンピラを雇ってケイディを痛めつけようとするが、そのことがバレて、逆にボーデンが裁判で有罪となってしまう...
デニーロが演じるケイディの偏執狂ぶりが恐ろしい。見ているうちに、まるで自分が付きまとわれているような感覚を覚える。息をつかせない演出が見事だ。
傑作だと思うが、2時間以上に渡って緊張感が連続するので、見ていて神経が参ってしまう。この作品が好きかどうかと言われると、少し微妙だ。
★★★★・
(WOWOWで録画)