Nicholas Ray, Rebel Without a Cause (1955)
高校生のジム スターク(James Dean)は、両親や周りの学生たちと折り合いを付けられずに苦しんでいる。孤独な彼は、しかし、勇気があり、名誉を重んじ、深い思いやりの心を持った男だった。不良たちから売られた喧嘩を受けて立ち、また、不本意ながら犯罪を犯してしまった友人を助けようとする...
題名と内容が合っていない。ジムが不良たちとのいざこざに巻き込まれてしまうのは、相手が仕掛けてきたからであり、ジムが「反抗」した訳ではない。題名の問題をさて置いても、友人(Sal Mineo)が犯罪を犯してしまう経緯は、作為性が強すぎる。不安定な思春期の青年を演じるディーンは印象に残るが、ストーリーは良くない。
★★★・・