キャリー

Brian De PalmaCarrie (1976)

主人公のキャリーは高校生の女子。内向的な性格のため、周りの女子から苛められている。キャリーは発達が遅く、高校3年生で初潮を迎えた時、またも周りの女子からからかわれてしまう。特に態度の悪かったスーは、罰として、卒業パーティ(プロム)への参加を禁止されてしまう。キャリーを逆恨みしたスーは、プロムの際に、キャリーに対して悪巧みを企てる...

キャリーとその母親の設定が変わっている。キャリーは念力の持ち主だ。そして母親は、キリスト教の狂信的な信者で、キャリーが男子にエスコートされてプロムに参加するのは罪なことだと考えている。

冒頭の、体育の後に女子たちがシャワーを浴びるシーンは、まるでソフト ポルノのようだ。そこで流れるキャリーの初潮の血、そして後半の場面でまたもや流れる血。キャリーの念力で混乱に陥る学校... 監督のデ パルマは、いろいろな技巧を凝らして、印象的な映像を作ろうと努めている。しかし、特撮の技術が低いこともあってか、全体的に映像が薄っぺらい感じがする。

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