コロニアル ミラドー

久しぶりに晴れた週末、箱根にドライブに行った。ターンパイク、芦ノ湖スカイライン箱根スカイラインとも、かなり混んでいて飛ばせず、欲求不満が溜まる。

 

昼食は、芦ノ湖湖尻のコロニアル ミラドーで。ここは、有名なオーベルジェであるオー ミラドーの隣にある姉妹店。オー ミラドーには何回か来たことがあるが、コロニアル ミラドーには初めてだ。フランス風のオー ミラドーと打って変わって、建物や食事はバリ風味を取り入れている。

 

3,150円の”Exotic Lunch”コースは、野菜のサラダと主菜とピラフで構成される。

 

三島で採れたという野菜のサラダが素晴らしい。蕪、キャベツ、人参、大根、ジャガイモ、サツマイモなど様々な野菜を単純に茹でた物にピーナツ風味のドレッシングをかけるのだが、凝縮された野菜の旨みが見事。今まで食べていた野菜は一体何だったのだろうと思ってしまうほど。特に、何種類かあった蕪は若干苦味があるのだが、その苦味がこれまた良い。

 

主菜として、僕はバナナの葉で蒸した鯛を、妻は鴨肉とパイナップルを炒めたものを頼んだ。野菜に比べると主菜の印象は若干弱くなってしまうが、それでも中々のもの。鴨とオレンジの組み合わせは良くあるが、パイナップルとの組み合わせも意外といける。それらに、ナシゴレンという香辛料で味付けしたピラフを合わせる。

 

デセールは、斬新かつ凝ったもの。小さなグラスの中身が三層になっていて、一番下は、黒餅米を「おはぎ」のような状態にして黒蜜で味付けをしている。中間層はココナツ ミルクで、一番上が千草(せんそう)という薬草を煎じたものをゼリーにしている。これらをスプーンで渾然と混ぜるのだが、複雑な甘みに陶然となる。

 

主菜は★★★★・、野菜とデセールは★★★★★。

 

コロニアル ミラドーで昼食をとった後は、仙石原へ。一面のススキが日を受けて淡い金色に光る様が美しい。★★★★・。

 

仙石原の次は、箱根ガラスの森へ。かつてホテルだったと思しき建物を、ヴェネティア ガラスの博物館にしている。展示品の数も多いので、ヴェネティア ガラス好きの人にはいいかもしれない。★★★・・。