サウンド オブ ミュージック

Robert Wise, The Sound of Music (1965)

1930年代のオーストリア。貴族のトラップ家は、妻を亡くした退役軍人の家長と7人の子供達から成っている。子供達は父親を愛しつつも、厳格な規律に息が詰まるような日々を送っていた。そんなトラップ家に家庭教師としてやってきたマリア(ジュリー アンドリューズ)は、天真爛漫な性格で子供達の気持ちを惹きつける。マリアから歌を習った子供達の生活は活き活きとしたものになり、終いには地元の音楽祭に出場するほど上達する…

 

ミュージカルのせいか、ストーリーは他愛のないものだ。終盤でオーストリアを併合したナチの落とす影が描かれているのは、恐らく作品に深みを与えようとした監督の意図によるものだろうが、中途半端で無いほうがましだ。ドレミの歌やエーデルワイスなど誰でも知っている曲が次から次へと歌われるのは楽しめる。

★★★・・

 

(WOWOWで録画)