今年も運悪く寒い時期にボストンに出張することになってしまった。
着いた日は気温がマイナス14度で雪も降っていたので、外を出歩くのは5分が限度で、ホテルの部屋に引きこもってネットを見ていた。
取引先が連れて行ってくれたGrill 23というレストランは中々良かった。写真は撮らなかったが、クラシカルで豪勢な雰囲気の空間だ。僕はロブスターのグリルを頼んだが、分量は正にアメリカ サイズだが、大味な感じはせず、美味しくいただけた。
★★★★.
Grill 23 & Bar | Boston’s premier steakhouse for over 30 years
今回は観光は一切しなかったが、最終日に気温が多少和らいだので、初めて地下鉄に乗ってみた。特に目的地は無かったのだが、単に地下鉄に乗るという体験をしたかったのだ。地下鉄の路線は充実しており、市内に住むならクルマ無しで生活できるだろう。治安に不安は無い。電車の速度は日本の地下鉄よりは遅めだ。往復5ドルの切符を買って、行き当たりばったりで適当な駅で降りて、また帰ってきた。降りた駅は地下鉄とAmtrackの両方が運行していたが、Amtrackの車両はずっと清掃していない汚い感じだった。この辺がいかにもアメリカだ。
今回の出張では殆どの場面でクレジット カードを使えたのだが、現金を2ドル使わざるを得なかった。Grill 23でコートをクロークに預けたのだが、クローク係のところにチップ箱が置いてある。周りの客もチップを払っていたので、僕も1ドル払った。また、ホテルをチェックアウトした際に、フロントまでは自分でスーツケースを引いて行ったのだが、タクシーに乗る際にベルがスーツケースをタクシーに載せるのを手伝ってくれたので、ベルにも1ドルチップを払った。
合理的に考えれば、クローク係やベルへのチップ相当分を料金に上乗せして、all-inclusiveの料金設定にすれば現金を使わずに済む筈だ。しかしホテルのベルなどに上乗せのチップを現金で支払うという習慣は中々無くなりそうも無い。クレジット カードが使える場面が広いアメリカだが、妙なチップの習慣で完全なキャッシュレスにはなれない。