クワイエット・プレイス / A Quiet Place

John Krasinski, A Quiet Place (2018)

自然の音や効果音は使われているので、完全に無音という訳ではないが、音が極端に少ない作品だ。

主人公の夫婦と子供達は手話で会話を交わす。冒頭で音を出せない理由が観客にも判り、その後は音の出そうな場面で緊張が続く。時季の設定は晩秋であろうが、自然の光が儚いのが良い。

★★★..

 

(以下ネタバレ有り)

 

 

最後の場面で、音を出す人間を襲う怪物の姿がハッキリと映し出されるが、これが怖くない。これなら、怪物の姿を一部のみ、あるいは遠景で映すべきだった。また、その少し前で父親が子供達を守るために、自分を犠牲にしてある行動を取るが、あれ以外の選択肢は無かったのだろうか?