鼓童 One Earth Tour

青山劇場に和太鼓集団、鼓童(こどう)の公演を観に行った。

 

鼓童の公演を観るのは、これで5-6回目だろうか。曲目は毎回少しずつ新しくなっているみたいだが、いつ見ても、鍛え抜かれた男達(女性も若干いるが)が太鼓を叩きまくる迫力に圧倒される。空気が振動する音圧は、CDとオーディオでは再現不可能だ。

 

今年は以前に比べて視覚的な効果を狙っているような感じがした。と言っても、派手な照明や演出を施している訳ではない。奏者達が舞台上で位置を変える動きが、演奏の躍動感を更に強化している。

 

今年は鼓童誕生から30周年だそうだ(前身の鬼太鼓座(おんでこざ)を含む)。佐渡島で共同生活を送りながら、世代を超えて和太鼓の世界を極め続け、現在は年間の三分の一を外国で公演するまでに成長した。地に足をつけながら更に高みを目指す姿には感服する。

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