ピアノを多少たしなむ妻に連れられて,サントリー ホールへユンディ リ(Yundi Li)の公演を聴きにいった。リは若干23歳(1982年生まれ)の中国人で,2000年のショパン コンクールで史上最年少かつ初の東洋人として優勝した人だ。貌も中々で,そのせいか観客の大部分は若い女性だった。
曲目は以下のとおり。
シューマン:謝肉祭 op.9
リスト:スペイン狂詩曲
アンコールには中国の曲も演奏した。
クラシカル ミュージックに疎い僕でも,リが大変な技巧の持ち主ということはわかった。高音の早弾きは,極めてスムーズで軽やかだ。しかし,この日の演奏は全般的にテンポが速すぎるという気がした。妻によると以前はもう少しゆっくり弾いていたそうだ。その日の調子によって若干異なるのだろうか?