天冨良よこ田

(2022年4月追記: 「天よこた」に訪れ、情報の確認が取れた。2020年末に「天冨良よこ田」の創業者が引退した際に、「天冨良よこ田」の経営権はチェーン店に売却され、そちらに横田家は関わっていない。「天冨良よこ田」の味を継いだのは、二代目が開いた「天よこた」の方だ。)

『天冨良よこ田』で夕食を摂る。

4月に店が移転したばかり。新しい店は前の店の直ぐ近くだが、麻布十番の中心に在り、立地は良くなった。

店内は前の店よりかなり広い。未だ使われていないが、二つ目のカウンターが有り、将来は息子がこちらで揚げるとのこと。肝心のカウンターだが、主人が内装に金を使ったと言う割には木目に高級感が無く、席に着いた時はやや不安を抱いてしまった。

しかし食べ始めたら、味の見事さに、そんなことはどうでも良くなった。ネタはいつもと同様。蝦、アスパラガス、きす、椎茸、稚鮎、玉葱、穴子など。帆立を切らしたみたいで、代わりに稚鮎を2尾揚げてくれた。揚げ方の軽さもいつも通りだが、精妙さが前回よりも増している感じがした。きすが白眉。

二人でビール1本と酒1合で23,000円程度。値段の水準は今までと同じ。

★★★★★