2021年6月にApple Musicが新しいサーヴィスを開始した。Dolby Atmos Spacial Audio(空間オーディオ)とロスレスに追加料金無しで対応したのだ。この内、後者は僕の再生環境が対応していないし、そもそも僕の耳では違いが判らないと思うが、前者を体験してみた。
再生環境は、Apple Music + iPhone + AirPods Pro。僕が普段使っているHomePodは空間オーディオに対応していないので、今まで持っていなかったAirPods Proをわざわざこの為に購入した。
Apple Musicの空間オーディオへの対応は徐々に進んでいくみたいで、現時点では一部の楽曲のみが対応している。空間オーディオに対応した楽曲のプレイ リストが有り、それを利用してみた。
何曲か聴いてみた感想としては、喧伝されるほど革命的な感じはしないが、確かに音が立体的に感じる。個々の音源の定位がハッキリし、かつ音によっては頭の上の方から聴こえてくる感じが斬新だ。同じ曲を空間オーディオで聴いた後に、空間オーディオをオフにすると平板に感じてしまう。
ただ、イアフォンのAirPodsだと、やはり音質には限界が有る。特に低音の迫力は、普段使っているHomePodに及ばない。定位感と迫力のどちらを選ぶか、悩ましいところだ。AppleはHomePodの販売を止めてしまったが、ディスプレイ付きの改良版を企画しているという噂も有る。空間オーディオに対応したHomePodが発売されたら買ってみたい。
