六本木ヒルズ

開業5周年を記念して六本木ヒルズで開かれている大道芸を見に行った。

 

大道芸とはちょっと異なるが、一番面白かったのは『グッティー』という唇のオブジェ。僕が前に立ったら「ピンクの服のお兄さん」と呼びかけてきたのには驚いた。人間が遠隔監視しているのだと思うが、からくりが解らなかった。

 

『ストレンジ フルーツ』のパフォーマンスは、5メートルの棒の上で男女4人がゆらゆらと揺れるという、一風変わったもの。視覚的には面白いが、かなり危険な感じがする。棒が劣化していないかどうか頻繁に確認しているのだろうが、万一棒が折れたら演者は間違いなく重傷を負ってしまうだろう。

 

新たにできた屋上の「スカイデッキ」に登ってみた。さすがに視界が開けているが、曇りがちで視界が悪かったのが残念。

 

僕は現代美術が苦手だが、英国のターナー賞の受賞作品の展覧会を覗いてみた。ターナーと現代美術とは不思議な組み合わせだが、予想通り楽しめなかった。デミアン ハーストの『母と子、分断されて』という作品に驚く。牛の母と仔を躰の中心から真っ二つに切ってホルマリン漬けにしたものだ。「生の有り様を視覚化した」作品だそうだが、単に悪趣味としか思えない。★・・・・