Jon Favreau, Chef (2014)
カールは、LAの老舗レストランの雇われシェフだ。腕は良いが、オーナーの方針でずっと同じ定番のメニューを提供し続けることに、飽き始めている。
ある日、有名なフード ブロガーが来店すると聞いて、カールはこの機会にメニューを一新しようとする。しかし、オーナーの反対に会い、結局はいつものメニューを提供したが、この進歩の無さをブロガーが酷評する。怒ったカールは、ツイッターでブロガーを罵るが、ダイレクト メッセージのつもりが公開メッセージとなり、ツイッターが炎上してしまう。
(以下ネタバレあり)
カールを酷評したブロガーが、密かにカールのサンドウィッチを食べて感動し、自らが出資した新しい店のシェフとしてカールを迎える。ハッピー エンドということなのだろうが、屋台から再びレストランに戻るというのが面白くない。屋台のまま成功を続ける方が良かったと思う。
結末に至るまでのストーリーは、カールのシェフとしての失敗と離婚とを重ね合わせながらも、重くならず、エンターテイメントとして楽しめる。
★★★・・