「しお」は学芸大学駅近くの鮨屋だ。地元民で賑わっており、1か月前の予約では、カウンターは満席で、個室のみ空いていた。お摘み数品の後に握りが出る。
お摘みは変わり種は無く、魚介類を素直に食べさせる。
今回気に入ったのが水蛸。プリプリしつつ滑りのある食感がとても良い。香箱蟹、あん肝、カマスの焼き物、白子なども上質だ。摘みの最後の鰯は、微かな甘味が印象的だ。
2年前に初めて訪れた時と比べて、握りは印象が変わった。
一貫づつでなく数貫纏めて供するのは、コロナウィルスの流行を受けて、国や東京都から営業時間の短縮を要請されているからかもしれない。
舎利も変わったように感じる。以前は塩をかなり利かせ、かつ、もっと粒が立っていたように記憶している。それに比べて、今回の舎利は余り個性が無いように感じた。摘みの方が印象に残る。
7/10