SARU(サル)は、学芸大学駅の地元民に愛されているビストロだ。木を用いた素朴な山小屋風の内装。白金などにも姉妹店が在る。風変わりな店名はオーナーの猿田氏に因んだもの。「溶岩石グリル」が名物で、素材の大部分は契約農家から仕入れている。
「ほろほろ鳥の燻りカルパッチョ」は、生に近いほろほろ鳥を微かに燻製にしている。身はとても新鮮で柔らかい。トマト ベースのソースは微かな酸味。
「青森シャムロック鶏のレバームース」は、極めて滑らかで、しつこくない程度に濃厚。印象に残る味だ。
「原木椎茸のタルトフランベ」は、椎茸をそのままの姿とミンチの両方で、薄いピッツアのような生地に載せて焼いている。椎茸の質が良く、生地の軽い食感も良い。
牛肉の溶岩石グリルは、身が若干硬めだが、十分に美味しい。肉は200gと300gから300gを選んだ、かなり量が多く、腹がキツくなった。200gでも十分だった。
「まるごとニジマスと野菜のSARU風玄米炊き込みごはん」は、 ニジマスの身がほろほろと解れ、炊き込みごはんと渾然一体となった食感が見事。
SARUは、気軽な雰囲気で値段も手頃ながら、美味しい料理を味わえる。親しげな接客も好印象。
7/10
【公式】LODGE BISTRO SARU - 溶岩石グリルで味わう肉料理とロゼワインが楽しめる都会のロッジビストロ