東北新幹線に乗るのは久しぶりだ。乗車率はそこそこ良く、コロナ禍からの復興で観光需要が戻りつつあると感じた。利用しなかったものの、男性の小用便所が外部から丸見えなのには驚いた。
仙台駅前のニッポンレンタカーでスバルのレヴォーグを借りる。僕は現在クルマを所有しておらず、時々レンタカーを借りるだけなのだが、乗ったことのあるクルマの方が運転し易い。ただ、この個体はAppleのCar Playに対応していなかったのが残念だ。以前借りた別の個体はCar Playに対応していたのだが。
先ずはクルマで蔵王の「御釜」に向かう。今まで26回の噴火を繰り返したという火口の湖。荒々しい火口壁とエメラルド グリーンの湖面の対比が神秘的。今まで見てきたあらゆる風景のうち、最も印象に残るものの一つだ。この辺りは天気が変わりやすいので、眺めが良いかどうかは運に左右される。我々は運が良かった。
★★★★★
「御釜」から宿に向かう道中は濃霧(というより雲)が立ち込めており、視界が極めて悪く、クルマを運転するのが怖かった。
この日一泊した「だいこんの花」は、離れ形式の客室も露天風呂も良く、料理も中々のものだった。
翌朝チェックアウト後にクルマで「駒草平」へ向かう。木々が繁りつつも絶壁の光景は迫力がある。
★★★★.
前日に引き続き「御釜」へ。リフトに乗り、前日と異なる角度から見る。ここも絶景。
★★★★★
クルマで松島へ。二泊した「松島一の坊」は、悪くは無いものの割高に感じた。
翌日の午前中は、遊覧船に乗って松島湾を巡った。予想に比べて島の密集感が少なく、少し期待外れ。
★★★..
これで日本三大絶景には全て訪れたが、順位を付けるなら、宮島>天橋立>松島湾というところか。
午後はクルマで「松島四大観」を、大高森(壮観)→富山(麗観)→扇谷(幽観)→多聞山(偉観)という順序で巡った。遊覧船より高台から眺める方が、松島湾が美しく感じる。目の錯覚か、高所から眺める方が、島に密集感がある。四大観それぞれで、松島湾の見え方は若干異なるが、大高森が一番良かった。
大高森
★★★★.
多聞山
★★★★.
翌朝はチェックアウトしてから、クルマで瑞巌寺へ向かう。一の坊と提携していて、宿泊者は僧侶の案内で通常公開していない部屋も見ることができる。
★★★..
松島からクルマで仙台城跡へ。本丸などは現存しておらず、伊達政宗の像も修復中だった。
★★★..
仙台駅へ戻り、レンタカーを返却して、東京へ戻る。
今回の旅行のハイライトは、「御釜」だった。