天よこたは、 天冨良よこ田の創業者の息子が開いた店だ。開店して2年ほどだが、人気がかなり高く、夜の2回転制だが予約を取りにくい。店内は8人掛けのカウンターのみ。
最初に供された蛤の出汁が素晴らしく、その後への期待が高まる。
醤油に漬けた牡丹海老は、上品な甘みが素晴らしい。
その後は天麩羅となるが、品数が多いので、全般的な感想のみ。海老、烏賊、キス、 穴子などの定番に加えて、髭付きのとうもろこしやマッシュルームなどの変り種も供される。衣は薄く、揚げ方はとても軽くて精妙。全て美味しい。塩かカレー粉か天汁で食べるが、個人的には、魚は塩かカレー粉で、茄子などの野菜は天汁で食べるのが良いと思った。
最後は天丼か天茶だが、僕は天丼を選んだ。少し甘いタレで締めくくり。
開店して2年経ち、店主の横田氏には貫禄が付いてきた。客に対して冗談を言う余裕も出てきている。名人への道を歩み始めたと感じる。
9/10
天よこた Ten-yokota | 季節の天ぷらコース 江戸前天ぷら 麻布十番