残暑で気温が30度を超えた昨日,涼を求めて等々力(とどろき)渓谷を散策した。
ここは,等々力駅近くにある,東京23区には珍しい渓谷だ。ゆっくりと往復すれば小1時間程度だろうか。小川の両岸は人工の石で固めてあり,本当の自然とは若干異なる。それでもしかし,東京23区とは思えないような自然の中を散策すると清々しい気持ちになる。
等々力渓谷に行く前に,田園調布のC'est la vieというフランス料理店で昼食をとった。
昼のコースは2,500円と3,500円の2種類で,僕らは2,500円のコースを選んだ。それぞれ内容が決められており,皿の選択はできない。
前菜は,帆立貝と海老のテリーヌ 。薄く切った帆立貝を小海老の出汁で味付けしたテリーヌに乗せている。あっさりとした上品な味わい。
フランス料理なのに,なぜか次に小振りのスパゲティがでてくる。ニンニクと唐辛子の簡単な味付け。湯で加減がやや硬いか。スパゲティを出すのは中途半端な気もするが,この値段である程度料理の量を出すための苦肉の策かもしれない。
主菜の牛肉のローストは,レアに近い焼き加減で供す。量は少なめだが,質はこの値段を考えれば非常に良い。思わずマダムに産地を訊いたところ,穀物で育てたオーストラリア産だとか。霜降りでないのも,僕の好み。
デセールのクリーム ブリェは水準の味。
全般的にプライス パフォーマンスはかなり高い。再訪したい店だ。