フェデラーが全豪オープンで優勝

見事な試合振りだった。ロジャー フェデラーがアンディ マレイを下して、全豪オープンで4回目の優勝を飾った。

去年の終盤は不調で、今年の初戦もダヴィデンコに負けたフェデラーだが、グランド スラムの決勝に向けて調子を上げてくるのはさすがだ。

この大会のフェデラーは、試合の流れをつかむうまさが目立った。準々決勝では途中まではダヴィデンコに圧倒されていたし、決勝も序盤はマレイの方が優勢だったが、いつの間にか流れを変えてしまう。技術的にはバックハンドのトップ スピンが攻撃的で、バックハンドでかなり点を取れたのが良かった。

フェデラーは今年29歳になるが、衰えは見えない。それどころか、バックハンドも上達しているし、最近はフォアハンドのドロップ ショットを効果的に使うなど、ますます進化を続けている。今年も期待出来そうだ。