The Harwood Armsは、旅行ガイドなどでは、ガストロパブに分類されている。
場所はロンドン南西部のFulham (フラム。hは発音しない)という住宅街。多くの旅行者にとっては行きにくい立地だ。僕は南西部のKensington に泊まっていたので、訪問はそれほど苦ではなかった。
パブとレストランの合間だが、レストランに近いという雰囲気。パブに付き物の立席は無く、全てテーブル席。ビールもあるが、ワインの品揃えの方が多い。
料理は、前菜と主菜とデザートの三品コースのみだが、各皿とも幾つか選択肢が有る。
僕が選んだ前菜は、“Soup of Devon Smoked Eel”。ビシソワーズみたいな感じ。鰻の味は余りせず、食感の変化のために使われている。ビシソワーズは、上品な酸味が良い。
主菜として選んだ鮟鱇は、柔らかくかつ弾力のある食感。付け合わせのカリフラワーは、素朴だが若干焦げ目を付けた焼き方が美味しい。
アイスクリームと梅のゼリーのデザートは、標準的な味。
料理の水準は、正にパブとレストランの間という感じ。
7/10