レンタカーでClivedenホテルへ。ここに2泊する。
Clivedenはロンドンの南西のTaplowという町に在るホテル。貴族の屋敷をホテルに改築したもの。建物は極めて大きく、内部の構造が複雑で、自分の部屋にたどり着くのに迷う程。庭園も広大で、見応えがある。
この建物の改装を最小限に留め、風情があるが、機能的では無い(特に水回り)。それでもWiFiは設置してある。安めの部屋にしたが、広さは十分。ズボンのプレスを頼んだら、10分程で迅速に対応してくれた。
スパも有るが利用しなかった。
Clivedenの近くに、The Fat DuckとWaterside Innという高級レストランが在るが、両方とも予約が取れず、二日ともClivedenで夕食を摂った。
ClivedenのレストランはThe Astor Grillという気楽な店と、The Cliveden Dining Roomという高級店の二つがある。初日はThe Astor Grillで、二日目はThe Cliveden Dining Roomで摂ることにしたが、The Astor Grillは改装中とのことで、レセプションで同等の料理を食べた。シャトーブリアンは極めて量が多く大味だったので、残してしまった。
二日目はフォーマルなThe Cliveden Dining Roomで摂った。フォーマルといっても、時勢ゆえ、スーツにネクタイという客は居ない。僕はジャケットは着たが、ネクタイは着用しなかった。
レストランの内装も、余り現代的な改装は加えず、古い絵画を飾った歴史を感じさせるもの。現代の水準から考えると、照明は極めて暗く、メニューを読むのに苦労するほど。コースは無くて、アラカルトのみ。歴史を感じさせる店ながら、現代へ対応する努力はしていて、(僕は頼まなかったが)ベジタリアン向けに珍しい野菜を使った品が幾つか有った。
僕が頼んだ前菜はトリュフのリゾット。リゾットは標準的な味。トリュフの香りは弱い。
主菜として選んだ羊は、シンプルに焼いたもの。
レモンのデセールは、凍らせた果肉を砕き、皮に詰めている。かなり酸味が強いが、これは美味しい。
料理の味は平凡だが、現代では珍しい風情のある雰囲気の中で料理を楽しめる。
宿泊: ★★★★.
料理: 6/10