焼鳥 嘉とう(かとう)の店内は、かなり長いカウンター造りだ。口数の少ない職人気質の大将と、愛想の良い女将の二人で店を回している。コースを頼んだ。
冷たいビシソワーズという、焼き鳥屋らしからぬ品から始まる。酷暑の日には嬉しい。
レバー ムースは適度に濃厚で、微かに添えられているブランデーも効果的だ。これはお土産としても買い求めた。
山葵焼きは、内部は微かにレア。
砂肝はコリコリとした食感。
ここでズッキーニという変化球が投げ込まれる。焦げ目を付けた焼き方が良い。
ボンジリはプリプリとした食感。
続くは、腿と葱を合わせた面白い品。
椎茸は驚くほど大きい。
ツクネも上質。
仄かに甘いトマトの口直しの後に追加で頼んだ親子丼は、卵の半熟加減が丁度良い。
満足した。
8/10