ウィンブルドン決勝

過去1-2年程度でテニスの試合をあまり観なくなってしまった。僕のお気に入りは,マッケンロー⇒エドベリ⇒アガシと移り変わってきた。サンプラスは凄い選手だということは認めるが,凄い割には個性がやや弱いような気がして,余り好きではなかった(嫌いではなかったが)。数年前にアガシが復活したときはアガシの試合は熱心に観たが,最近アガシのランクが下がるにつれて,テニスの試合を余り観なくなってきた。

というわけで,今年のウィンブルドンも女子と男子の決勝しか見なかった。女子のチャンピオンになったマリア シャラポワには好感を持ったが,試合そのものの水準は低かったと思う。セレナ ウィリアムズの調子は全盛期に比べると明らかに低く,体の切れも悪かった。

男子の決勝では,雨による2度目の中断の時点で我慢できずに眠ってしまったが,そこにいたるまでの経過は水準が低かった。優勝したロジャー フェデラーは,去年のウィンブルドンを制し現在世界1位とは思えないほど凡ミスが多かった。対するアンディ ロディックは凄まじいサーブとストロークの持ち主だが,これまたミスが多く荒っぽいプレーをする。第1セットはロディックのショットが冴えてセットを奪ったが,第2セットはロディックが自滅したという感じだ。第3セットの途中で眠ってしまったが,そこまでは,まるで第1セットと第2セットの縮図という感じだった - つまり,ロディックのショットが入ればロディックが優勢となり,ロディックのミスが増えればフェデラーが優勢となるということ。ウィンブルドンの決勝は,お互いが高い水準のプレイをして,わずかにどちらかが上回るようなものであって欲しい。