The Oak Door

服部譲二「東京アンサンブル」の公演の後、父、母、僕と妻の4人で、グランド ハイアットのレストラン"The Oak Door" で早めの夕食をとった。この店は、夕方までは軽食やお茶ができ、夜はグリル レストランとなる。内装はさすがに良い。天井が高く、窓が大きく、シックで洗練された内装だ。


メニューがグリル料理が中心なのは、そもそもそういう店だからいいとして、前菜になりそうな皿が少ない。野菜のサラダみたいなものを除くと、せいぜい3-4皿程度だ。

僕は、前菜はアスパラガスのグリル、主菜は鶉(うずら)のローストを頼んだ。アスパラガスのグリルは、単純に焼いたもの。質や焼き加減はいいが、やや細いのが残念。鶉のローストは、小ぶりの鶉を腹から開いて単純にローストしている。胡椒の振り方が若干強めだが、許せる範囲だ。肉質や焼き加減はまあまあ。美味しい範囲には入るが、強い印象は残さない。妻が頼んだ仔牛の骨付きローストを少し分けてもらったが、これも同様の印象。肉類は、皿によっては分量がかなり多いので、二人でとりわけたほうが良いだろう。

アルコールに強くない僕としては、ハーフ ワインが置いていないのは残念だったが、グラス ワイン(全て新世界のもの)がそこそこ充実しているのは良い。

サービスには疑問が残る。最初注文を取りに来た若い給仕は、愛想が無かっただけでなく、応対もぎこちない。我々は早め(17時頃)に着き、夜のメニューが未だ無かったので、小腹を満たすべく先ず昼の軽食のメニューから一品注文しようとした。しかし、給仕は<<今は食事は出せません>>と、最初は取り合おうとしなかった。結局、押し問答の末、ソフト シェル クラブ(昼と夜の両方のメニューにある)を出してもらったのだが、その間の給仕の対応は洗練されていなかった。また、僕が頼んだ鶉が骨付きだったにもかかわらず、フィンガー ボールが付いてこなかった。頼んだら持ってきてくれたが、この位の格のホテルであれば、何も言わなくてもフィンガー ボールを出して欲しい。
★★・・・