キャス クルート

映画『歓びを歌にのせて』を観た後は、目黒のキャス クルートというビストロで夕食。

 

僕は今までフォアグラ以外のテリーヌに感動したことがない。前菜の野兎のテリーヌもその例外では無かった。続く茹でたアスパラガスは、やや硬かった。

 

ここまでは印象に残らなかったが、主菜の鳩のロティは秀逸。的確な火入れが、弾力のある肉質(フランス産)の旨さを引き出している。フロマージュの状態も良い。

 

デセールはヴァシュランというもの。焼いたメレンゲの上にカスタード クリームを乗せ、苺をたっぷりと散らしている。隠し味として、なんと胡椒を振りかけている。食べる前は疑問に思えたこの組み合わせが意外と良いのに驚いた。

 

店の雰囲気はビストロ風。素朴だが落ち着いた感じが心地良い。給仕も感じが良い。

 

★★★★・

 

今日は調子が良く、その後、近くのウエスティン ホテルのバーに寄って、ポルトギムレットを飲みながら、葉巻を2本くゆらす。