ProvenceのBonnieuxという小さな村。荒々しい岩肌を横目にクルマで丘を登ると、Capelongueというホテルが姿を見せる。素朴だが気持ちのいいこのホテルに二泊して、二日とも夕食はホテルのメイン ダイニングで摂った。
アラカルトを選択し、初日は前菜が栗のスープ仕立て、主菜がスズキ、デセールがスフレを、二日目は前菜がキャビアを載せた木の子、主菜が羊、デセールが果物のタルトを頼んだ。他にアミューズが幾つか供される。
料理は素朴で強いインパクトは無いが、素直に美味しいというものだ。土地柄かハーブを上手く使っている。魚は日本の方が美味しいと感じたが、野菜や肉は素晴らしい。
ハーブ テイーは面白い供し方をする。注文すると、境内の菜園で取れたハーブ数種類をワゴンに乗せて運んでくる。客がハーブを選ぶと、その場ですり潰してお茶を淹れてくれる。
料理の内容が立地に完全に合っており、気持ちのいい食事ができる。
★★★★.